読書や日常の感想文

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頭の中の文字起こし

雑談は時に凶器になる

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世の中には色々な性格の人がいます。その中でも、おしゃべりが好きな人、逆に必要以上に話をする事が嫌いな人っていると思います。僕はどちらかと言えば後者の方なのですが、僕の職場にはおしゃべりが好きな人が多数いて、その人達は大体特定の人と話をしているところをよく見かけます。

組み合わせの例としては、部署が同じもしくは実務上関係性の高い社員同士や年齢が近い人同士であるなどが挙げられるのですが、大半は楽しそうに話しているものの、一部そうでもない人を見かける事があります。

 

気がついたのですが、そういう人達は結構な割合で会社を辞めているんですね。

別に仕事が上手くいっていないわけでも無さそうでしたし、なんならしっかり昇格して役職もついていたりします。それでも、いつの間にか辞めてしまうんです。

そして、何人かそういう人を見送って見えてきた共通点が、"よく人と話をしていた人"だったんですね。

ぱっと見は社内に馴染んで上手くやっている様に見えますが、振り返って見れば辞めるのも当然だなと思いました。

 

その人達はよく人と話している姿を見かけるのですが、大抵がその人のデスクで誰かが来て話をしていました。話している内容は大体が雑談で、複数の話題を話しているからか会話時間が非常に長いです。

そして会話が終わって、話しかけてきた側は帰宅し、話しかけられた側はそのまま残ってデスクに向かって仕事をしている、残業常習犯だった僕はそんな光景をよく見かけました。

 

その頃は自分の仕事に手一杯で何も思っていませんでしたが、考えてみれば辛い話です。

仕事が終わっていないのに会話で時間を消費してしまい、結果その分残業しているんですから内心辛かったと思います。思い出してみると、大体先輩や役職が上の人だったと思うので話しかけられても無下にできなかったんじゃないんですかね。

 

僕にも思い当たる経験が幾つかあって、仕事が残っていて忙しい時に限って話しかけてくる人がいるんですよね。そういう事があった時は、会話が終わった後には体力とやる気を持っていかれてしまい、まず仕事が捗らないので、その日は帰って次の日早く出社して処理していたことを覚えています。

そんな日が続けば、そりゃあ辞める人もいますよね。

 

雑談は対人コミュニケーションの中で重要とされる事があると思いますが、時にはその人の社員としての生命を断ち切る凶器にもなると思いました。

これじゃ雑談というか殺談ですね。

もしかしたら僕も知らないうちに殺談をする側になっているかもしれないので、これを書いている時の気持ちを忘れずに気をつけたいものです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。