オンディブログ

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頭の中の文字起こし

ちょっとした体験から色々考えた話

話が上手な人ってどんな人だろうと考えてみると、言葉遣いや話の組み立て方など話す内容ばかり思いつきますが、最近、身体の動きにも上手いと思わせる要素があると思った出来事がありました。

今回はその出来事とそこから派生して考えたことについて書きます。

 

仕事場での出来事

とあるミーティングで僕は開発グループのメンバーとして出席していました。議題は新しい引き合いや、今着手している案件の進捗などを話し合いで、畏まった会議とは違って軽い雰囲気で話は進んでいました。その日はある営業社員の担当案件に絞ってのミーティングで、その社員は案件について細かく丁寧に説明してくれました。僕はその案件には以前から関わっていたので内容は把握しており、僕の中の認識と付き合わせながら、うんうんと頷きながら聞いていました。でも、机を挟んで僕の対面に座っている営業社員の上司は違いました。

大きくのけぞりながら腕組みをして、何度か話に割り込もうとしてはタイミングを逃し、また同じ体制に戻るという事を繰り返し、明らかに何か言いたげな様子でした。

説明が終わると早速その上司が声を上げました。

「細かく説明してくれるのはいいけど、話が一向に見えてきません。」

そう言い放った後、続けて先程説明された内容を要約し始めました。その要約は非常にシンプルでいてしっかり要点を押さえて分かり易かったのですが、僕が特に印象に残ったのは上司の動きです。

ポイントとなる部分を説明していくときに手元にあった適当なペンや手帳、電卓などを並べては、分けたり、取り除いたりしていました。聞いているみんなは説明を聞きながらその動きに注目しています。物を使う事で直感的に物事の優先順位やポイントの数などが分かりやすくなり、言葉だけの説明よりも集中して聞けていたように思います。(多分、みんなそう思っていたはず)

最後の結論で、飲みかけのミルクティーのペットボトルをチェスを指すかのように、みんなの方へポンと置いて話を終えた時には、その場の全員が完全に理解しました、という顔になっていました。

その後は順調に話し合いが進み、無事ミーティングは終わりました。

 

会話中の動きは大事

今まで会話をする上で身振り手振りはそれなりに重要とは思っていましたが、今回そのお手本を見たように思います。話終わりにペットボトルをチェスのコマのように置いた瞬間は、狙ってなのかチェックメイトの動作にしか見えませんでした。あまりにもそれっぽく見えたのですごく印象に残りました。もちろん、全く関係ない訳の分からない動作では逆効果で気が散ってしまいますが、今回のように話の内容と結びつけた動作を加える事で話の内容が分かりやすく、聞いている側も話に集中しやすいように感じました。

こんな事があったので、ネットで話上手になるポイントを調べてみたところ、必ずと言っていい程、話し方に加えて話す時の動作が重要である事が書いてありました。以前なら話し方のポイントばかりに目がいったとおもいますが、今なら話す時の動作も馬鹿にできないと思えますね。

 

先の話

話す時の動作が重要であると実感したところで、ふと思いました。この先もそう言えるのか、と。

少しズレますが、必要性という意味では、耳が不自由など視覚による情報伝達が必要な人達にとってはもちろん必要になります。でも、会話のテクニックという面だけに注目すると、動作はあまり重要ではなくなってくるかもしれないと思いました。

テレワーク、WEB会議が普通になってきている最近では、人と直接対面する事が少なくなってきています。先日仕事でお客さんと話していると、WEB会議上でしか接点がない人が増えていて顔も見た事がない人もいる、と笑っていました。僕もWEB会議をする時にはどちらかと言えば音声のみにする場合が多いです。顔を見られたら恥ずかしいとかそういう理由ではなくて、ほとんどがPC画面を共有しながらの打ち合わせなので、顔を写す必要がほぼ無い(見えないので)からです。

画面に映す資料を事前に配布して各自手元で見てもらえば画面に顔を映せるじゃん、と思われるかもしれませんが、事前に資料配布をしても結局は画面を共有してあーだこーだ言うことになる事が殆どです。そうなると、会話の時の動作が全く役に立たなくなります。いくら動いても見えなければ意味は無いですから。

そう考えると、ラジオDJや声優って凄いです。声に感情や動きのイメージをのせることで、声だけで相手に言葉以上のものを伝えられるというのは凄い能力だと思います。もし声優が教える“声でWEB会議を制する方法“とかあったらちょっと見てみたいです。

こうやって科学の進歩や世の中の変化でコミュニケーションの形態がどんどん変化していって、最終的にはどこに行き着くのでしょうか。

テレパシーのように脳から発信した感情やイメージの電気信号を相手に発信して意思疎通を行う技術が開発されたら、声を発する事自体が野球やサッカーみたいに趣味になったりするんですかね。もっと進むと、日本語や英語みたいな言語の境目も無くなって、世界共通の言語(電気信号)とかができたりして。

話が変な方向に向いてきたのでここら辺でやめておきます。

 

最後に

仕事でのちょっとした体験が、なんだかスケールの大きい話になってしまいました。

4月になり新年度という事もあって、新しい人との関わりが増えやすく、特に歳の離れた人と関わるとどう接して良いか分からない時があります。

僕の職場では年間に最低1回はスキルアップのための教育を受けることが決められているので、とりあえずコミュニケーション関係のセミナーでも受講してみようかと思っています。

流行りについていけない事はなんとでもなりますが、コミュニケーションが取りづらいのは問題ですので。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。