読書や日常の感想文

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頭の中の文字起こし

明日は我が身

最近、ある出来事がきっかけで僕の周りからある人が居なくなりました。

僕にとってはその衝撃は大きく、半月経った今でもふとした瞬間にその出来事が頭をよぎります。

といっても、こんな風に思っているのは僕だけで、周囲の反応は始めは一種の騒ぎのようになったもののピークを過ぎてからはすぐに落ち着き、今では気にしている人はいないように思います。

別に居なくなった人と親しかったから引きずっているのではなく、この件が起きた事自体にに思うところがあったので頭に残ってしまいました。

 

何が起きたか簡単に説明します。

普段からその言動や勤務態度が悪目立ちしていたその人は、僕が会社に提出したある報告書によって処分を受け、その結果居なくなったというものです。(正確にはまだ残っていますが、その出来事以来出社していない)

 

ちなみに、僕が自主的に報告書を提出したのではありません。僕がその人と関わりが多かったので、その人の普段の勤務態度を報告するようにと指示があったわけですが、僕の報告内容が想像以上だったようで報告以降、社内にどこか不穏な空気が漂うようになりました。

報告から数日経ったある日、上司からこの件で声がかかりました。僕は「この件にはあんまり関わりたく無いんだよなぁ」と思いながら、暗い気持ちで上司の待つ会議室に向かいました。

会議室で上司から「君の申立をもとに、厳正な処置をとった。」と言う言葉から始まり、その処置の内容について説明を受けました。

正直、処置の内容は予想できたし、仮に予想できなくてもあまり気にならなかったのですが、僕からの申立てで対処してもらったような説明には引っかかるものがありました。

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この件の内容はこんなところで、上司からの説明にはすっきりしない所もありましたが、それ以上に「次は僕が逆の立場になりうるかもしれない」と言うことを感じました。

居なくなった人以外にも、社内には言葉使いが荒っぽい人もいれば、気が短く怒りっぽい人もいます。ハラスメントに敏感な現代社会では、問題に挙げられてしまいそうですが、その人達とは普段のコミュニケーションがあるから、問題にならずうまくいってます。

思えば、居なくなった人は周囲とうまくコミュニケーションがとれていなかったように見えましたので、それが今回の結果に繋がったように思います。うまくコミュニケーションが取れているのであれば、僕に調査の指示なんて来るはず無いですし。

 

と、ここまで考えて思ったのですが、僕自身は周りとちゃんとコミュニケーションが取れているのかということです。

僕自身、1人が好き過ぎるせいか、周りとは必要以上にコミュニケーションを取ろうとはしておらず、それが原因で僕の発言や行動を不快に思っている人がいるかもしれません。

ただ、自分で言うのもなんですが、人当たりも良く、上司の言う事も良く聞き、後輩の面倒も優しく見てあげる、そんな社員でいるつもりです(僕の頭の中では)。

 

しかし、ここで思い当たる事が1つ。

 

数年前に辞めてしまった後輩がいたのですが、辞めたい理由の1つに、僕に関する話があったと聞かされた事がありました。

後輩が送ったメールの送信時間が遅い時間だったので注意をしたですが、その注意に腹が立ったと言うものでした。

僕としては「あんま無理すんなよ」と気遣いも兼ねて言ったつもりでしたが、本人は「仕事に追われてメールを送る時間もないことを知ってるくせに!!」と怒ったみたいです。

この後輩との関係は良好だと思っていたのに、まさか退職理由のエピソードの1つとして挙げられるなんて思いもよりませんでした。

 

そうです、思いもよらなかったんです。

もしかしたら、居なくなった人も同じように思っていたかもしれません。

こんな事があったせいか、僕も居なくなった人と同じような事になるんじゃないかと思ってしまいました。

 

今年になってまた新しく後輩が入社しましたが、大雑把な僕とは正反対できっちりした性格のようなので、注意が必要かもしれません。

明日は我が身と思い、気をつけるしかないですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。