読書や日常の感想文

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頭の中の文字起こし

みんな悩んでいる

最近、仕事で人の愚痴や噂を聞くことがよくあります。あいにく僕には聞き上手という能力はないので、多分僕が上司達の年齢層と後輩達の年齢層の中間に位置するからそういう状況になりやすいだけだと思います。

 

噂の内容は、上司や先輩からであれば「あいつはダメな奴だ」「俺は言い過ぎか?」、後輩からは「〇〇さんが細かい」「ここまでやる必要あると思います?」とまあ色々あります。僕はそれを「実際は分かりませんけど」という前置きに八方美人なリアクションで対応をしています。

そうやって愚痴を聞き続けているとあることに気が付きました。忙しいという悩みより、上司や後輩との人間関係の話が多いことです。

僕も人間関係が得意な方ではないので悩むことはよく分かるのですが、それにしても多い気がします。少し前には古株のベテラン社員が心を病んでしまっていきなり辞めてしまうなんて驚きの出来事もあり、何やら嫌な雲行きです。

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でも、僕が聞くのは大半が愚痴ですが、中にはポジティブな内容もあります。「アイツは頑張ってる」「〇〇さんの説明は分かりやすい」などです。こういった情報は僕の八方美人対応の貴重な材料になるので有り難く使わせてもらっています。そうやって得た情報を駆使して対応していると、その人よ嫌な気持ちが晴れた瞬間に出くわすことがあります。

以前、先輩から部下が最近よく休んでいるという話をされました。先輩は自分の指導方法が原因で部下が転職活動をしているのでは、と疑っているようで僕に何か知らないかと聞いてきました。

先輩とその部下は仲が悪いわけではないのですが、その話をした頃は先輩が五月雨のように部下に仕事を振りまくっていたこともあり、そこからネガティブな発想に進んでいったようです。

この話をした少し前に、僕はその部下と会話をした事があって、そこから得た情報でこう応えました。

「部下さんは猫を飼っているんですけど、その猫の具合がかなり悪いようで病院に通っているみたいです。もしかしたら、猫の通院のために休んでるんじゃないですか?」

これを聞いた先輩は暗かった表情がちょっと明るくなって「猫の通院か、なるほど。ありがとな」と言ってその話は終わりました。

もちろん僕は答えた後に「あくまで僕の予想であって実際はわかりませんよ」と付け加えているのですが、先輩の中ではそれが真実かはあんまり重要じゃないように見えました。

結局、愚痴や悩みというものは元を辿るとなんらかの不安から来ていると思うので、その不安がちょっとでも解消される可能性が見えると軽減されるもんなんですかね。

ポジティブな要素って、何も不安がない時はメンタルへの影響が小さいですけど、不安がある時には期待やすがりたい気持ちが後押ししてすごい効果をもたらす時ってあると思います。

先輩との会話は、まさにそうかもしれません。

 

この調子で周りの話を聞き続ければ、聞き上手の能力も身につくかもしれません。それに、僕の周りからの評価もアップしてくれれば、巡り巡って僕のお給料アップに繋がったり、、なんてないですかね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。