読書や日常の感想文

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頭の中の文字起こし

久しぶりの後輩

僕の職場の後輩で今年入社のピカピカの新入社員がいます。今までにも後輩がいたのですが色々あってみんな辞めてしまい、久しぶりの後輩になります。特に今年は新入社員の応募が少なく貴重な新人という事と、僕の後輩達が辞めてしまっている事もあり人事担当からは「絶対に辞めさせないよう丁重に扱いなさい」と指令が言い渡されました。

僕は「僕が辞めさせたんじゃないんですけど」と喉仏辺りまで上がってきた言葉を無理矢理飲み込んで「任せてください!」と言い切って、久しぶりの先輩社員としての仕事が始まりました。

(いや、辞めた後輩の内の1人は退職時の面談で嫌な思いをしたエピソードの1つに僕が登場したみたいなんでちょっとは僕のせいかもしれない)

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任せろと言い切ったものの、仕事の話は良いのですが、後輩とはかなり年の差があって、打ち解けようとしても仕事以外の話ではなんの話をしていいかが全く分かりませんでした。

僕の手札にある話題カードなんて、出身地や趣味だとかどれも使い古された基本カードばかりですぐに手札は尽きてしまいました。

そこで、すごく安易ですが若い子はみんなインスタグラムをやっているという噂を頼りにその話題を切り出しました。「僕はやってないけど、あれって面白いの?」みたいな話題の振り方をしたんですが、今思い返すとちょっと気持ち悪いですね。僕ならこんな先輩は嫌です。

ですが、これが意外とヒットして色々話してくれました。噂は本当だったんですね。

ただ、笑いのツボの部分でちょっとギャップを感じました。男が大きなピカチュウのぬいぐるみを持って「ピカピカ」とコメントを入れて投稿している記事をみて爆笑したと話してくれたのですが、僕にはどこが爆笑ポイントか分からず微妙な笑いしかできませんでした。禿げたおじさんがピカチュウの着ぐるみを着てピカピカ鳴いてた、ぐらい分かりやすかったら僕も一緒に爆笑できたかもしれないです。

以前、僕の上司にYouTubeにハマった事を話して「息子も同じ事言ってたけどあれの何が面白いんだ?ゴルフやれ、ゴルフ」と一蹴された事がありましたが、多分それと似たような事なんでしょう。

 

そんなピカピカの新入社員も特に大きな問題もなく年末を迎えるところまで来ました。今年も恒例の納期は年内しか言えない病にかかった客や上司が溢れて忙しい年末ですが、幸い後輩は真面目な性格で頑張ってついてきてくれています。

そんな後輩に先輩風をビュービュー吹かせている僕ですが、頼れる先輩というわけでもないです。会議や打ち合わせで僕の背中を見ておきな!と言わんばかりに勢いよく発言して上司に一瞬で沈められる姿なんてほぼ毎日見せてます。まあ、それでも挫けずにいる僕の姿を見て、何か得てくれたら嬉しいです。

 

まだ後輩が入社して1年も経っていませんが、これからも辞めずに続けて欲しいものです。突然辞めて、僕にインスタのこと聞かれて嫌だったとか言われないためにも、日々のコミュニケーションは大切にしたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。