読書や日常の感想文

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頭の中の文字起こし

気に入られる人ってどんな人?

今回は僕なりに「気に入られやすい人」について考えてみました。

僕は日頃から人の行動や反応に対して「実はこの人はこう思っていて」とか「今の反応の背景には」とか考える事が多く、そのせいか人を観察する癖みたいなものがあります。だからといって僕の人間関係が上手くいっているというわけでもなく、むしろあれこれ考え過ぎてマイナスに働く事が多いですし、ちょっとした事でも気になって神経を使う事が度々あります。幸い、僕は思い悩む性格ではないので上手くバランスをとりながら毎日を過ごしています。

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こうやって毎日人を観察しながら生活していると、人間関係にちょっとした法則みたいなものがある事に気がつきます。あくまで僕の考えですが、人間関係において「ギャップ」がとても重要みたいです。

例えば、堅物そうな人がふとした瞬間に優しかったり、いつも適当な人が急に真剣になったりなど、こうしたギャップを知った時、人はギャップを見せたその人の事を評価したり、好感を持ったりするようです。

 

ここで本題ですが、「上司に気に入られやすい人」っていうのは「ギャップを見せる人」と僕は思うんですよ。

僕の職場で別部署にはなりますが入社3年目の新人くんがいて、この新人くんは同僚とも仲が良く、先輩上司と一緒にいるところをよく見かけるので、おそらく気に入られている社員の1人だと思います。

僕は新人くんと一緒に行動する事が多かったので、彼がどんな人なのかを観察する機会が多く、彼が何故気に入られているかがなんとなくわかりました。

 

「感情が表に出やすいが仕事に根気強く取り組む」

これが彼の持つ気に入られるギャップだと思います。

以前、新人くんが上司から大量のダメ出しを受けた時に新人くんは明らかに不貞腐れた態度を取ってしまったようで、後日その上司から新人くん態度が癇に障ったと話を聞きました。それでも、新人くんは不貞腐れた態度はするものの、分からない所はしっかり相談して最後までその仕事をやり切ったようで、上司から「あいつは良くやっている」と聞きました。

新人くんの不貞腐れた態度はマイナスの要素ではありますが、同時に上司に評価のハードルを下げる、上司の「ちょっと言い過ぎたな」という罪悪感も煽るという効果があったんだと思います。

そこに新人くんがちゃんと上司に相談しながら最後までやり切ったことで、上司はモヤモヤしていた気持ちから解放されて、新人くんを「よくやり切った」という気持ちと「あースッキリした」という安心感から新人くんを評価するわけです。

いやいや、上司が血も涙もないような鬼だったらこんな上手くいかないでしょう、と思いますが結果はそう大差がないように思います。

というのも、この結果で得られるのは新人くんの「"なんだかんだで''ちゃんとやる奴」というイメージです。上司の性格で多少異なりますが、得られるイメージは一緒だと思います。このイメージには、上司や先輩が大好きな過去の仕事エピソードでネタにされやすいという効果があります。

こうなると側から見れば、「新人くん、可愛がられてるなぁ」と見えるんですよ。しかもこのイメージは周囲に伝染するので、どんどん新人くんの周りの輪は広がっていくんですよね。

 

この考え方から、逆に気に入られにくい人を考えると「ギャップを見せない人」となるのかなと思います。新人くんの例から考えると「嫌な顔せず、仕事に取り組んでいる」ような人となる、、、と、ここまで考えて思いましたが、これは僕ですね。

いや、確かに今まで他の人より評価されているだとか、気に入られると感じた事はないです。むしろ、「あいつはよく褒められてるなぁ」と思うような事が多かったように思います。

僕も新人くんの真似して面倒くさそうな仕事を振られたら思いっきり嫌な顔でもしてみようかな。

まあ、僕がやると余計面倒くさそうな事になるだろうからやりませんけどね。

でも、ナチュラルに良いギャップが出せる人にはちょっと憧れます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。