読書や日常の感想文

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頭の中の文字起こし

平日に出かけてみて思ったこと

平日に休暇を取って保育園の見学に行ってきました。厳密には僕は付き添いで、実際に見学をしたのは妻の方です。コロナの影響で見学人数の制限があることは事前に知っていましたが、お腹の大きい妻1人に任せるのは心配だったので付き添うことにしました。

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見学当日、僕は園の前までは行けても中には入れてもらえず、遠目から楽しそうに駆け回っている子供達を眺めていたのですが、あることに気がつきました。平日の真昼間に成人男性が保育園児を眺めているというのはなんだか異様な光景で、側から見たら不審者と間違えられてもおかしくないということに。

これはまずいと思って、少し歩いたところに公園を見つけたのでそこのベンチに座って時間を潰すことにしました。

 

そこでもあることに気づいたのですが、平日の公園って意外と子供が多いんですね。今まで平日の昼間に公園に行くことなんて無かったので、知りませんでした。ちょうど天気も雲ひとつない青空で、気温は少し肌寒かったのですが、そんな事を微塵も気にせずに薄着ではしゃいでいる子供を見て、なんだかほっこりしました。今思えば、場所を変えても結局子供を眺めるという行動に変わりはなかったので、側から見たら公園に変なおっさんが居る、と思われていたかもしれません。

 

そうやって過ごしているうちに、公園に2人の子供を連れた母親がやってきました。

子供の内1人は1〜2歳ぐらいで、ハーフなのか綺麗なブロンドのおかっぱ頭を揺らしながら、歩くのにもすっかり慣れた様子であちこち歩き回っていました。すると、急にしゃがみ込んで地面に落ちている何かをつつき始めました。

それが何かは遠目で見えなかったのですが、もう1人の5歳ぐらいの子供がその子に近寄ってきて、

「あー!!うんち触ってるー!!」と叫び出して、つついているそれが犬のうんちだと分かりました。

近くで自転車を止めようとしていた母親はそれを聞いて大急ぎで駆けつけて、「うんち触っちゃだめー!!」と言って子供を抱き上げていました。

 

僕はそれを見て面白いなと思う反面、子育ての大変さの片鱗をみたような気がしました。そりゃあ、最初は犬のうんちが何かわかりませんよね。何にせよ、触ってたのが怪我をするような危ないものじゃなくて良かったです。それにしても、うんちをツンツンするなんてアラレちゃん以外で初めて見ました。

 

その後すぐに妻から見学が終わった連絡があり、合流することになりました。

保育園の雰囲気は良かったみたいで、僕もその内容を聞いてよりイメージが沸いたこともあり、帰り道には気が早いことに、見学した保育園に通えることになった場合を想像して通園のルートをイメトレしていました。その時、僕の横で歩いていた妻から笑いながら「真昼間に歩いている姿が不審者みたいだった」と言われました。やっぱりそう感じたのは僕だけじゃなかったようです。そう言えば、男性の育児休暇の取得率は僅か5%と聞いた事があります。平日昼間に町中や公園に出掛けて自分が周囲から浮いている事を感じ、その数字をリアルに感じましたね。

 

まあ、まだ全てではありませんが保育園の見学もできて、天気も良く、思いがけず気分転換にもなったので、久々にすっきりとした休日を過ごせました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。