ある日、アフィリエイトサイトさんから一通のメールが届きました。
「申し込みが入りました!」
僕のブログに貼っていた広告から商品が売れたことを通知するメールです。
1ヶ月に1通届くかどうかの頻度でくるこのメールで、このメールを開く時はちょっとドキドキします。
どれだけの報酬があるのか…?
どの記事の広告から発生したんだろうか?
そんな事を考えながら慎重に内容を読んでいます。
ただ、今までの成果発生は僕が紹介した商品とは別のものが売れて発生したものばかりです。(しかも、数十円程度…)
成果には変わりありませんが、やっぱり紹介したものとは別のものですので、たまたま運が良くて発生した成果に過ぎないと思っています。
しかし今回、初めてちゃんと紹介したものが売れました。
控え目に言っても、めちゃくちゃ嬉しいです。
前置きが長くなりましたが、今回はブログを始めた2020年7月から約1年が過ぎましたので、その振り返りも兼ねて何故僕のブログでアフィリエイトの成果発生に至ったのか、そこから得られることはないか考えてみました。
何の記事で成果が発生したのか?
2020年9月に投稿したふるさと納税について書いた記事から報酬が発生しました。
僕のブログからふるさと納税をしてくださった方、本当にありがとうございます。
その記事では白糠町のエンペラーサーモンについて紹介していて、僕がこのふるさと納税をリピートする程気に入っていたので、その気に入った理由と食べ方を書きました。
昨年、僕の中で巻き起こった節約・副業ブームで始めたこのブログとふるさと納税がうまい具合に噛み合ったようで、今まで書いた記事の殆どがアクセス0になっている中で今でもアクセスがある記事の1つになっています。
成果発生に繋がった理由は?
その記事を書いた当時、ブログ収益化を目指す人なら一度は通るSEO対策や読み手の問題解決を促す内容なんてものは考えず、好きなことを書いていました。(まあ、今もブログが日記化していて考えていないのですが)
では、何故成果発生に繋がったのかを考えるため、成果が発生した記事の特徴を考えてみました。
- タイトルがシンプル
- 目次や見出し、強調したい部分にアンダーラインを入れるなどをしている
- 自分で撮影した写真を使っている
- 他の商品と比較した結果を書いている
- 実際の使用例(食べ方)を書いている
- 少ないけれど毎月継続してアクセスがある(月150〜200PV)
こんなところです。
実はこの記事とは別に紹介している商品ではないものの報酬が発生した事がある記事があるのですが、1.3.5.6の項目が共通していました。
もう少し分析してみると、1.3.5に該当する記事は他にもいくつか書いていたので、重要なのは6の少ないけれど毎月継続してアクセスがあること、なんだと思います。
そんなの当たり前だろ、と自分で思いましたので、6についてもう少し考えてみます。
なぜ毎月継続してアクセスがあるのか?
そもそも何故毎月継続してアクセスがあるのでしょうか。
僕自身、文章力が高いというより、むしろ低い方だと思いますので、それなのにアクセスがあるのには何か理由があるはずです。
読んでくれた人がどうやって僕の記事に行き着いたかを想像して考えてみました。
- GoogleやYahooなどの検索サイトで調べたいワードを検索
- ヒットしたサイトを上からスクロールして見ていく
- タイトルや最初の数行、写真などを見て、要求を満たしてくれそうなサイトにアクセス
この1〜3の行動で僕のブログ記事が目に止まり、アクセスしてくれるわけですね。
この1〜3について考えていきます。
まず1ですが、これはGoogle等の検索で表示されているかという基本的な部分なので割愛します。
掲載順位について
では2についてですが、検索結果の最初の方に出てくるサイトは人の目につく回数が多いのでその分アクセスのチャンスがあります。
というわけで、2021年8月現在で僕の記事が一体どのぐらいの掲載順位になっているか調べてみました。
ここで初めて知りましたが、Google search console(通称サチコ)で検索ワードごとの記事の掲載順位が確認できました。
Google AdSenseの申請でいじったきり、あまり触っていなかったのですが便利なツールですね。
話を戻しますが、僕の記事の掲載順位は検索ワード「エンペラーサーモン レシピ」で平均6.9位らしいです。思っていたよりも上位でした。
ただ、実際に僕が検索すると順位どおりに表示されていないようなので人によって表示される順番が違うのかもしれません。(僕が検索すると3ページ目ぐらいでやっと出てきました)
とにかく順位を信じれば上から7番目ぐらいらしいのですが、肝心なのはこの検索ワードでどれぐらいの人が検索しているか(検索ボリューム)、という話です。
検索している人がいないのに上位に表示されてもアクセス数は増えませんからね。
この検索ボリュームはUbersuggestというサイトで確認が可能で「エンぺラーサーモン レシピ」は590でした。(1ヶ月あたりの検索数)
いまいち多いのかピンときませんが、ボリュームの大きそうな「副業 スマホ」で見てみると9900でしたので、それと比べるとかなり少ないように思います。
ちなみに、僕の記事は1日6〜7PV程度のアクセスなので、検索ボリュームを単純に30日で割って1日あたりの検索数を約20件だと仮定すると、ざっくり1日の検索数のうち3割ぐらいは僕の記事にアクセスしてくれているという事になります。
ざっくり計算とはいえ、結構割合が大きくてびっくりです。
また、もうひとつの記事については、検索ワード「アラバストル」で検索ボリューム170に対して平均掲載順位が2.8位でした。
こちらは1日4〜5PV程度で、先程と同様に計算すると大体8割近くの方がアクセスしてくれていることになります。
検索ボリュームは少ないとはいえ、検索順位が平均10位以内を取れているのは報酬発生の要因としてかなり大きいと思います。
人の目につく位置にいさえすればアクセスの可能性は低くてもゼロではないですからね。
アクセスを決定づけるもの
最後に3について考えます。
仮に僕のブログ記事が検索結果に表示されて誰かの目に付いたとして、どんなものであればアクセスしてくれるのでしょうか。
僕だったらどんな部分を見てアクセスしようとするかという観点から考えていきます。
- 記事のタイトル
- 冒頭数行分の内容
- その他の情報(写真など)
意識していないにしても、僕の場合は多分これらの情報からアクセスを決定していると思います。
この中でよやっぱり1が重要ですね。
残りの2.3は1で興味を持った後の補足みたいなもののように思います。
タイトルは人間でいうところの「見た目」にあたる部分だと思うんですよね。
ここでネガティブな印象を持たれてしまうと次に繋がらない=アクセスされないという風になると思います。
今回取り上げた記事のタイトルは書いている内容を切り抜いたような単純なものです。
書いてある内容をタイトルから読み取れますが、特に検索ワード等を気にして付けたものではありませんでした。
でも考えましたが、商品紹介の記事であればシンプルなタイトルである方が良いように思います。
というのも、商品紹介の記事を検索する人はその商品の評価や情報を知りたいので、面白さや独自性は必要なくて、とにかくシンプルで良いのでその商品の何の情報が書いてあるのかが明確になっていれば検索側の要求はクリアできます。
裏を返せば、タイトルに色々な情報や装飾を施すほど検索側の要求からズレやすくなるんじゃないでしょうか。
例えばタイトルに商品の感想が一言入っていたとして、僕の場合はその内容が大袈裟すぎるとアクセスを避けます。
これは商品紹介の内容が誇張されていそうで、実際の評価では無いような気がするからです。
そういった意味で、僕が書いた記事のタイトルはシンプルで良かったのかなと思います。
肝心の中身はどうだったのか?
これまでは記事の内容以外の部分ばかり見ていきましたが、肝心の中身に他との違いはなかったのでしょうか。
結局アクセスしてもらっても、内容が伴っていなければ紹介した商品を良いと思ってもらえません。
それにどうやって判断しているかは分かりませんが掲載順位も内容が良くないと上位にはなれないようです。
そこで。今まで書いた商品紹介の記事を読み返して、何が良かったのかを考えてみました。
その結果、書く目的に違いがあったように思いました。
というのも、今回挙げた2つの記事はどちらも商品紹介ですが「これはおすすめだ!」という気持ちが先にあって書いたのですが、対してそれ以外の商品紹介は「ブログ書こうかな」からの「そういえばこの商品は買ってよかったな」の流れでブログを書いていることが多いです。
つまり、前者は商品をおすすめしたくてブログを書いていて、後者はブログを書くために商品を紹介しているような感じです。
感覚的にこの違いで、内容は結構違っていたように思います。
商品をおすすめしたくて書いていると、色々な表現でそれを伝えようとする雰囲気があります。
僕の記事の場合、ふるさと納税でエンペラーサーモンを紹介しましたが、おすすめであることを伝えるために、写真付きで食べ方を載せたり、味付けの違う商品と比べたりと、単純に美味しかった感想以外の面も加えて、2000字程度の文章を書きました。
対して、最初に数件アクセスがあった後はずっとアクセスゼロの商品紹介達は、形は商品紹介で文字数は2000〜3000字ぐらいの文章なんですけど、書いている内容が薄いと言いますか、おすすめ感がいまいち伝わってこないんですよね。
クチコミサイトで星MAXつけて感想に「良かった!」って書いてあるものと大差はない印象です。
ここで思ったのは、そう感じる商品紹介の記事は無理に良かった事を並べて紹介している事です。
書いている時は気がつきませんでしたが、何かと良かった事ばかりを書いているんですよね。
そうすると、実際に使った感想であってもどこか薄っぺらい感想になっている気がします。
それが、ブログを書くことが目的になってしまっていると感じた原因なんだと思います。
エンペラーサーモンの記事は捻り出さなくても自然に湧き出てきた良いところを素直に書いていたので、自分で言うのも何ですが、良い記事になったのでしょう。
そこへ、検索ボリュームが小さく競合も少ない条件も加わり掲載順位が上がって、継続的なアクセスに繋がったのかもしれません。
結論
ここまで色々と考えてきましたが、それらを踏まえて出た答えは
ブログは素直に書きなさい
ということですかね。
日記なら好きに書いていますが、商品紹介の記事となるとブログを書くために商品を紹介している自分がいることに気がつきました。
そりゃあ、そんな内容じゃ読む人に伝わりませんよね。
おわりに
今回はブログを始めて1年が経過したと言うことで、
アフィリエイトの成果が発生した記事の分析をしてみました。
普段書き終えた記事は後から読み返すことはないのですが、今回読んでみて色々発見があって面白かったです。
ブログを始めた当時は僕の中の副業ブームからGoogle AdSenseやアフィリエイトをやる気満々でしたが、SEO対策などの解説を聞いた瞬間に挫折してしまい、今ではすっかり日記ブログです。
以前は自分がブログを書くなんて尊像もしていませんでしたが、頭の中を書き出すのは意外と楽しかったり、頭の整理にもなるので、ブログが趣味になりつつあります。
とはいえ、ブログでお小遣い稼ぎをするという当初の野望は完全に消えてはいないので、今回考えたことがどこかで役立てれたら良いなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。