絶妙に狭く、間取りもどこか古臭い我が家にOFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)のルームフレグランスという洒落たアイテムがやってきました。
ビュリーは1803年にフランスで創業した総合美容専門店で、美容とは無縁に生きてきた僕では一生知らなかったであろうお店でしたが、妻がここの香水を使っていたことからその存在を知りました。
今回購入したのは『アラバストルストーンのアレクサンドリー』。
アラバストルストーンは吸収性の高い気泡構造(スポンジのような構造)の石で、その石にフレグランスオイルを滴下して使うルームフレグランスです。石を入れるための容器と合わせると税抜8000円と中々高価なものですが、最近色々と大変だった妻の気分転換にと購入しました。
使ってみた感想としては、さすが200年も歴史がある総合美容専門店というだけあって、見た目もさることながら、香りもよく購入してよかったと思っています。
今回購入した香りのアレクサンドリーですが、公式HPの香りの説明文では次のように書かれています。
オニキスと翡翠を散りばめたタイル、レモンの木葉に注ぐ月明かり。熱帯の夜風に揺れるヤシの木。青いミントが香り立つ庭園を震わせる夜の驟雨。薄明かりのもと、天蓋に横たわるのは、曲線を描く刃と輝きをたたえた瞳。
ヘッドノート：レモン
ハートノート：クロスグリ、ミント、ジンジャー
ボトムノート：バニラ、モス
www.buly1803.com
なるほど、どんな香りか全くわかりません…。
でも、香りの構成をみるとレモンとハーブ系の香りである事がなんとなくわかります。
実際に感じる香りとしては、ハーブ系の香りが結構強めで、レモンの香りはほんの僅かで時間が経つとレモンの存在はほとんど無くなります。甘さは殆どなく、爽やかな香りといった印象です。
ここから僕がこの香りに決めた理由になるのですが、時間が経つとほのかにバニラの存在感が出てきてハーブ系の香りに甘さがプラスされます。すると、爽やかさが少し和らぎ、とても良い香りになるんですよ。店頭で香りを試した時にその香りを嗅いでこれだ、と思いました。
これとは別にパテル・マテオスという香りがあり、事前調査でこの香りを第一候補としていたのですが、店頭で試した時にイメージと違ったので別の香りにすることにしました。パテル・マテオスも良い香りではあったのですが、ウッドやハーブの香りで甘さが殆どなく、リラックスというより集中力が高まりそうな香りという印象を受けたので、求めているものとは少し違いました。そこで店員さんの紹介で、パテル・マテオスより少し甘さが欲しいのであればと、アレクサンドリーを紹介してもらい、見事僕のイメージに当てはまったというわけです。
(2022年1月更新 パテル・マテオスも買ってみました)
では、香り以外の部分を含めた全体の感想を書きます。使った条件としては、6〜7滴を石に染み込ませて、8畳の寝室で使用した時の感想になります。
・香りの強さ
はっきりと香るので、強めだと思います。6〜7滴と書きましたが、やり方が悪かったのかドバっと出てしまい、おそらく6〜7滴ぐらいといった感じです。部屋の大きさにもよりますが、3滴ぐらいが丁度良いかもしれません。
・香りの持続時間
約6時間は香りが薄れることはありませんでした。就寝時に容器の蓋を閉めて、翌日(使い始めてから16時間後ぐらい)に蓋を開けてみたところ部屋全体に香りが広がる程ではないですが、香りを楽しむ分には十分な程香りました。
・その他(見た目、使い勝手など)
個人的には容器の開け閉めで、簡単に香りのオンオフができるところは良いと思いました。気分や体調によっては、香りが気になってしまう事があるので、香りの素の入ったボトルにスティックを刺して使うリードディフューザーのように香りを止める事
が難しい物と比べて使い勝手が良いように感じました。あと陶器の入れ物と石という見た目も、インテリアとしてとてもセンスが良いように思います。サイズがコンパクトなので、お洒落じゃない我が家でもミスマッチという程でもなかったのも良かったです。
もともとルームフレグランスといえば小林製薬の消臭元ぐらいしか馴染みがなく、売り場には女性客ばかりで購入する際には結構緊張しました。
店員さんにラッピングを頼むと「何か特別な日の贈り物ですか？」と尋ねられ、「いや、何でもない日ですよ。」とその時は何気なく返したのですが、なんだかちょっとキザな感じだったな、と今更ながら思いました。
何はともあれ、良い香りに出会えて良かったです。
機会があれば別の香りも試してみたいと思いました。
他のビュリーの商品も使ってみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
