読書や日常の感想文

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【おすすめ】GLAY 夏の曲

目次

 

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GLAYの曲を紹介したい

私はお風呂で音楽をよく聴くのですが、その中でもGLAYの曲が好きでよく聴いています。そこで今回は、おすすめの曲を紹介しつつ、その曲について深掘りすることで、よりその曲を好きなる!ということをやってみたいと思います。

 

GLAYとは?

はじめに、GLAYについて簡単に説明しておきます。GLAYは、北海道函館市出身のヴィジュアル系ロックバンドです。あの有名なX JAPANYOSHIKIさんがきっかけでメジャーデビューし、初のベストアルバムでは480万枚を記録して当時のCD売上枚数の記録を更新したり、単独アーティストの有料ライブの動員人数で世界記録を出すなど、今ではデビュー25周年を迎えたとても凄いバンドです。

凄い凄いと言っておきながら、実は私がGLAYを好きになったのは6〜7年前と結構最近です。もちろん、元々GLAYの存在は知っていましたが、当時はカッコ良くて超人気者な感じが受け入れられず避けていました。それがたまたまGLAYの曲を聴く機会があり、当初は好きにはなれないだろうなーと思っていたのですが、気付けばお風呂の時の相棒にまでなっていました。

おすすめの曲

それではおすすめの曲を紹介をしていこうと思うのですが、とにかく曲数が多く、全曲中から選ぶのは可能なんですが非常に悩んでしまいます。そこで、テーマを決めて選びたいと思います。ちょうど最近梅雨も明けて本格的な夏に突入しましたのでテーマは「夏」にして、3曲に絞って紹介したいと思います。

 

『とまどい』 

この曲は2000年8月にリリースされた20枚目のシングルで、夏の思い出について歌っている曲です。20年も前の曲で、リリース当時は全く知らなかったのですが、売上枚数を100万枚を達成する程のヒット曲です。初めて聴いたときは、正直なところハマった感じはありませんでした。人気曲なだけあってGLAY好きからすると何言ってやがんだ!と言われるかもしれませんが、私の特性として最初からハマる曲ほどすぐに飽きてしまって、後からじわじわとハマる曲ほどずっと聴き続けます。この曲も、そのうちの1つでした。

とまどいの好きなところは、聴き終えた後の爽快感です。タイトルがとまどいに対して「なぜ爽快感?」と思う人もいるかと思いますが、是非1度聴いていただければわかるかと思います。ミディアムテンポな曲で、メロディは明るめな印象です。1番の歌詞では、主人公(多分作詞者のTAKUROさん)の恋の思い出について歌っているので恋愛の歌かと思いきや、2番で主人公が故郷から遠く離れて昔を思い出している切なさを歌っていることが分かります。そして、そのどうしようも無い程の切ない気持ちをなんて表現したら良いのか分からないと歌っているんです。これがタイトルの「とまどい」の由来だと思います。そして最後のサビで、完全では無いもののとまどいが少し解消され、主人公が前に歩き始めることで歌詞は終わります。本当にこの最後のサビが好きです。すごく清々しくて、爽快な気分になります。この曲は仕事続きの毎日で心が凝り固まった時に聴いて心に刺さったのを覚えてます。

 

それでは次の曲に行きます。

 

『SPECIAL THANKS』

GLAYを好きな人からしたら、偏ってる!と思う人がいるかもしれません。というのも、先程紹介したとまどいと同じシングルに収録されているからです。でもそれだけおすすめしたい曲です。この曲はとまどいと両A面シングルで発売された曲で、当時私がGLAYが好きだったとしたら、確実にお気に入りのCDになっていました。この曲はバラード曲で、メロディももちろん良いのですが、ボーカルのTERUさんの声が非常に良くて、曲にとてもマッチしています。バラード好きな人には特におすすめしたいです。この曲の好きなところは、心地よい切なさです。寂しい切なさではなく、心地よい切なさというところがポイントです。メロディだけを聴くと寂しさを感じるかもしれませんが、1度歌詞を読みながら聴いていただければ分かってもらえると思います。TAKUROさんの書く詩は愛情に溢れたものが沢山ありますが、その中でもかなり上位に入ると思います。歌詞の中で、昔付き合っていた女性との思い出が綴られているのですが、歌詞の表現が秀逸でその思い出が幸せと愛に溢れていてたことを強く感じることができます。ただ、同時にその思い出が良いものである分、当時に戻れない現実の切なさも感じます。ここだけ切り取ると寂しく切ない曲になると思いますが、タイトルに「SPECIAL THANKS」とあるように、この曲は感謝の想いを歌っています。過去のものになってしまった恋愛ですが、それがあったからこそ今の自分があるんだと感謝してます。最後のサビでは、もし将来偶然めぐり逢ったとしてもお互いの今を愛せるだろうと言います。ここです。ここが好きです。未練はあるのだと思いますが、感謝の想いの方がが勝っているのだと思います。ここがとても心地よい切なさを感じて好きです。ちなみに、PVもおすすめです。

 

それでは次が最後の曲です。

 

『あの夏から一番遠い場所』

この曲は紹介した夏の曲の中で一番好きです。メジャー8作目のアルバム「THE FRUSTRATED」の6曲目に収録されているこの曲は、歌詞を読んで作詞者であるTAKUROさんの強い想いを感じました。初めて聴いた時から好きで、私の中のGLAYの夏の曲といえばこれです。この曲の好きなところは、風景が目に浮かぶ程の表現の良さと熱い歌詞です。歌い出しから、歌詞の世界に引き込まれました。タイトルにある、「あの夏」がTAKUROさんにとってとても大切な瞬間だったことが綴られており、あの夏の自分と今の自分を比較して少し自虐的になったり、未だに答えが出ていない気持ちがあったりと、気持ちが揺れている様子が本当によく伝わってきます。それらの気持ちを全部ひっくるめて、サビでは「あの夏から一番遠くに来たね」と歌っています。ここで良いなと思ったのは、「来た」ではなく「来たね」としているところです。この語りかける表現で、懐かしんでいる感じだとか、語りかけている相手への信頼感みたいなものをすごく感じます。そして最後の歌詞についてですが、私がこの歌で1番好きな部分です。ずっと、あの夏から一番「遠い」場所と歌っていましたが、最後にはあの夏を共に過ごした友に対して、約束はしていないけれども、いつかあの夏に一番「近い」場所でまた会おうと歌います(会おうとまでは歌詞にないので私の予想ですが)。ここで私は歌詞に出てくる「遠い」という言葉について、この言葉は物理的な距離を表しているだけでなく、当時の想いとの距離(変化)も表しているのではないかなと思いました。最後の歌詞が故郷(函館)でまた会おう!という意味だけでなく、あの夏の想いのままでまた巡り会いたいねと言っているような気がしたからです。切なさも兼ね備えながらTAKUROさんの熱い想いが籠ったとても好きな曲です。

 

  • 最後に

長くなりましたが、GLAYの夏の曲でおすすめの曲を3曲紹介させてもらいました。個人の解釈が満載の紹介でしたが、どれも良い曲なので興味を持ってもらえたら嬉しいです。もちろん、今回紹介した曲以外にもおすすめしたい曲は沢山あります。また機会があれば他の曲も紹介したいと思います。